ハボック「あ〜〜、やっぱり雪、降ってきたっスね」
ロイ「そうだな」
ハボック「寒くないですか?」
ロイ「……さ………………」
ハボック「俺が寒いんで。少し、こうしてていいですか?」
ロイ「……少しだけならな」
      

「た、大佐…ど、どうしたんスか!?」
「たまには優しくしてやろうかと思ってな」
「嬉しいっスけど…せ、せめて灯りくらいは落としませんか?」
「ふざけるな。私が消せと頼んでも、お前は最後までいつも点けたままでするだろうが」
「……そ、それは―…」
「いいから、じっとしていろ」

「……っ…あ…」
「……素直な反応だな」
「あんたが上手すぎるんスよ!」
「いいだろう…?それにしても…本当に反応が早いな…」
「なんであんたそんな楽しそうなんスか!!」
「楽しいに決まってるだろう。私は元々、攻める方が好みだ、当然だろう」
「……っ…たいさ…ちょ…あっ…」
「――そんな顔をするな…興奮するだろう」

とかそんな感じなたまに攻めモードのロイ…。
普段は全然ベッドで尽くさないのに、たまにちょっとだけ優しさを見せてちゃんとツボを押さえてる…という。

クリスマスの夜の後

「……大佐?」
「………」
「大丈夫っスか?」
「……お前、な……」
「すみません…この所仕事ばっかりで会えなかったし、クリスマスだったし、つい――でも大佐だって、良かったでしょう?俺の腹も手も、大佐ので――」
「もういいから退けろ(怒)」
「でも、まだこうして、このまま抱いていたいんスけど…」
「……」
「駄目ですか?もう少しこのまま…もう何もしませんから」
「………ハボック…どこを触ってるのだ」
「触るだけですから。こうしてると、安心するんです」
「や……め…っあ…」
「……大佐…俺、触れてるだけっスけど…」
「もういいから黙っていろ!」

2006/12/26の日記絵でした。
       「大佐…」」
「……」
「好き……です」
シャワーの飛沫が肌を、シャワー室の床をたたいている。
背中から強く抱かれて、ロイの鼓動が跳ねた。
「なに、やって…」
「もう……我慢、出来ないっス」
ハボックは狂おしげに呟いてロイの首筋に口唇を押し付けた。
「我慢しろ。まだ…任務の…」
「今日の昼間に会った男、あんたの事、おかしな目で見てた」
「おかしなって、どんな目だ」
「……俺に言わせないでくださいよ、思い出しただけで腹が立つ」
「今は、あんな男でも上官だ」
「………くそ!」
ハボックはいまいましげに吐き捨てて、ロイの腰を強く引き寄せた。
「ば…まだ…いっ……っ…」
性急な挿入に痛みを覚えて、ロイは眉間に濃い皺を寄せる。
「す、すみません、大佐、俺…」
ロイは小さく嘆息してから、
「なじむまで…ゆっくり、来い。いいな」
「大佐…大佐…大佐」
「っ……お、前は……上官の命令は……ちゃんと聞け」
「好き、です」
私もだ、と答えられる程に、ロイは自分を失くしきれない。その変わりにロイは、傷つけられる程に熱い高ぶりを全て飲み込もうと、奥歯を噛んで目を閉じた。
     

                            
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