Back Next **CP注意。無理矢理など苦手な方はご注意下さい。
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キンブリーの腕を振り払おうとするロイの手には力が入っていない。 虚勢を張る姿が、そこで無理に抑え込もうとしていたキンブリーの加虐心をくすぐるという事に、気づいていないロイが哀れにすら思えた。 ロイの首筋に触れたキンブリーの口元が上がる。 ロイの腰を抱きこむように引き寄せながら、直ぐに左手の指で探り当てた秘所に侵入させる。 ロイのことなど考えずに、むしろ追い詰めたい欲望のままに、そこに全て吐き出した。 深く差し入れると、濡れそぼったそこは、淫猥な音を立てる。 ビクリと、ロイの肢体が跳ねた。 |
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*** 湧き上がる嫌悪感に、ロイは眉を寄せて奥歯を噛んだ。 やっと開放されたと思っていた場所に、キンブリーの指が抵抗を無視して押し入ってくる。 中に放たれた欲望の残滓を、ただ出すだけだ、と言ったキンブリーは、ロイの敏感な場所を差し入れた指のはらで必要以上に擦り上げる。 「や…め…」 どうにか引き剥がそうと、背中に回した手でロイはキンブリーの軍服を掴んだ。 けれど、残った力を振り絞ろうとしたその力は、ロイの中を無遠慮に掻き回す指が与える刺激によって、あっさりと奪われる。 「あ!」 濡れた場所を、強弱をつけて何度も擦りあげられて、ロイの四肢は勝手に跳ね上がる。 「い…ん…っ」 掠れた、嬌声に近い声が噛んだ口唇をついて何度ももれる。 ロイの全身が粟立った。 中のものをかきだすだけには必要のない指の動きに、無理に受け入れさせられていたキンブリーのもので、突き上げられていた時よりも強い嫌悪を覚えた。 まだ苦痛を堪えて時をやり過ごしている方がましだと、そう思った。 キンブリーに散々擦られて敏感になったそこは、中で動くキンブリーの指の動きをはっきりと感じ取る。 fぐいと深くキンブリーの指が深い場所を突く。 「あ!あ、あ…っ」 無意識に腰を振って、ロイは声を上げて喉を反らした。 |
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*** 流れ落ちたものがロイの足を伝い落ちた。 それが土の上に幾つもの染みを作る。 自分が変わっていく気がした。 変わらなければ、ここでには自分をたもっていられない、と思った。 情けない、とロイは自分を嘲る。 こんなに惨めで、ただ虚しさと辛さを味わうような行為に逃げなくては、自分を保っていられないのか。 胸に湧き上がってくる感情を、ロイは抑えきれない。 速い息を吐きながら、キンブリーから出来る限り顔を背け、ロイは目を閉じた。 |
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戦地で #2 キンブリーの思惑 D (ヒューロイ前提キン→ロイ) R16